短期間で多数のファンドが立ち上がるのは自転車操業!?

国債や地方債の等の債権でも、せいぜい月1回の募集です。

でも、短期間で多数のファンドが立ち上がっている融資型クラウドファンディングはどうなってるの?

自転車操業状態で、資金集めに必死なの?

詐欺やってんの!?

大丈夫!?

って思っている人いませんか?

運営サイトを見ればわかる!

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融資型クラウドファンディングの融資先は、運営会社のウェブサイト上を通じて申し込みが行われます。

基本的に運営会社側が「融資をさせてくれ」と、歩き回って営業を掛ける事はしていないと思われます。

じゃあ、何でそんな沢山ファンドが成立するんじゃい!

と思われるかもしれません。

確かに、ひと月に10件や20件ものファンドが成立して運用されます。

でも、運営会社のサイトでファンドの詳細を見てみると良く分かりますが、違うんです。

大きな金額を複数ファンドに分散

それぞれの運営サイトでファンド詳細を読むと、次のような記述があります。

ラッキーバンクでは

東京都品川区所在の1棟オフィスビル買取・再販プロジェクトの第五次募集(募集金額:35,650,000円)となります。
当プロジェクトの合計募集金額は、計285,200,000円です。

クラウドバンクでは、

プロジェクト[1]: C社のケース
プロジェクト[2]: N社のケース

(C社、N社は、他のファンドでも出てきます。)

maneoでは、

土地取得資金および建築資金として1億3,500万円を融資いたします。
第1次~第19次までに約1億1,000万円が成立しております。

この様に、案件に対しては1億円や2億円の融資を行いますが、ファンドにして募集する時には数千万円単位に分散しているのです。

分散する理由は?

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何故そんなことをやるかと言えば、2つの理由があります。

1、リスク回避

融資型クラウドファンディングの運用を行うにあたり、当局より1つのファンドに複数案件を組み入れるように指導されているようです。

 
1億円の案件(案件A)があるとします。

その1億円の案件を1つのファンドで運用した場合、案件Aが債務不履行になった時、ファンド全体のダメージとなります。

しかし、1億円の案件(案件A)を10のファンドに分散し、別の5000万円の案件(案件B)も10のファンドに分散し、それぞれを組み合わせた場合、1億円の案件がコケてもファンドへの影響は限定的となります。
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この図を例にとると、もし「ファンド1」のみに15万円を投資していたら、10万円は案件Aの分なので損失となりますが、5万円は案件Bの分なので無事返済されます。
(実際は案件Aも担保や保証があればゼロにはなりません。)

この様に、投資家を保護する事が出来るのです。

2、早いから

もう1つは、1億円の案件を1つのファンドで運用すると、1億円資金が集まるのを待たなければなりません。

これには時間が掛かりますので、10のファンドに分けて1000万円ずつ募集を掛けます。

成立したファンドから1000万円ずつ融資を行う事が出来るので、待たされる事もありません。

直ぐに資金が必要であれば、この様な方法が合理的ですよね。

自転車操業じゃありませんでした

pointedlady
上の説明で分かって頂けると思いますが、案件が大きい為分散してファンド化しています。

何もわからないと、ファンドが短期間で多数立ち上がると、「急に運転資金集めしてる!?」と自転車操業の様な、疑念の目で見てしまうかもしれません。

でも、融資型クラウドファンディングに限ってはそんな事はありませんので、ご安心ください。

-融資型クラウドファンディング