海外向けファンドが円高で受けた影響とリスク回避法

融資型クラウドファンディングで海外への融資を行っているファンドは、為替リスクを背負わなければなりません。

今年初め頃から円高が進んできたと思ったら、イギリスのEU離脱問題で一気に円高&株安のダブルパンチ!

融資型クラウドファンディングは株安でも影響はありませんが、海外へ融資しているファンドもありますので円高は見逃せません

今回の円高騒動で、実際に運用されているファンドはどの様な影響を受けたのでしょうか?

クラウドバンクのファンド

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クラウドバンクで海外運用しているファンドは「新興国向けマイクロファイナンスファンド」です。

この「新興国向けマイクロファイナンスファンド」は、途上国の個人への融資ファンドです。
(クラウドクレジットの様に、多人数へ貸し付ける事で貸し倒れの影響を少なくしている。)

現在までに3回しか募集されておらず、最後のファンドの償還がつい先日の6月30日でした。

今年に入ってから円高ジワジワと進行していましたが、6月に入ってから急激に高騰しており、その円高最中での償還でした。
(そもそも融資を実行したタイミングも1ドル=125円と最安値近辺だったので、融資のタイミングも最悪です。)

結果、融資先の現地では想定よりも高い9.15%の利回りを実現しましたが、為替差損により日本円に換算すると約-6.7%のマイナス利回り

残念ながら、元本割れです。

この様に為替リスクヘッジが無く融資時は円安償還時は円高だと、利回りが良くても元本割れを起こしてしまう結果になりました。

 
ちなみに、現地での利回りに注目すると、目標4.5%でしたが実際は9.15%で運用されました。

これは、想定した貸倒れ率を下回る好成績で回収できた事を示しています。

クラウドバンクでは募集がありませんが、同様のスキームで運用されるクラウドクレジットの「小口分散ファンド」は最強かもしれませんね。

クラウドクレジットのファンド

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クラウドクレジットのファンドも、「為替リスクヘッジ無し」のファンドはクラウドバンクの様な切ない状態になっています。
(融資実行時期の為替レートにより、影響度合いは異なりますが。)

ただ、クラウドバンクは元本が満期の一括償還で、そのタイミングで円高であった事が不幸な結果になっています。

クラウドクレジットは分配時に元金の一部が利息と共に戻る「元利均等」もあります。

元利均等で運用されているファンドであれば、トータルで為替の影響無しになる可能性も残されています。

為替が損失の出ないレートで推移するように、投資の神に祈りましょう!

とは言っても、円高傾向はもう暫く続きそうな雰囲気ですね・・・。

教訓と為替リスク回避法!

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海外融資ファンドへの投資は「為替リスクヘッジ有り」のファンドを選びましょう。

どうしても為替リスクヘッジ無しのファンドへ投資したい人へ!

利回りが良い為、どうしても為替リスクヘッジ無しのファンドへ投資したい人へ。

1)元利均等で分配されるファンドを選ぶ

元本が何度かに分けて分配される為、トータルで考えれば為替変動の影響が打ち消される可能性があります。

なので、できれば元利均等で分配されるファンドを選びましょう。

2)元本が満期一括で償還のファンド

元本が満期一括で分配のファンドは、タイミングによっては損失の可能性があります。

可能であれば避けましょう

やむを得ず投資をする場合には、「融資のタイミングが円高」である事は、最低限確認するようにしましょう。

融資のタイミングが円安の場合、償還時には融資時よりも円高に振れる可能性が高くなりますので。

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