資産運用講座20)証券会社の手数料比較

2017/01/11

実際に証券会社を選択する時に、手数料は無視できない条件です。

なので、先ずはそれぞれの証券会社で手数料がどの程度のレベルにあるのかを把握し、手数料で証券会社を絞り込んだ後、それぞれの会社の特徴などを理解して決定します。

 
ただ、目指すのは長期間で少額の利益を積み重ねる運用です。

手数料は重要とは言え、頻繁に売買を繰り返す事による差益を狙う運用ではない為、数十円程度の差は同程度とみなしても構わないでしょう。

証券会社一覧

メジャーな証券会社をピックアップし、主な商品の手数料レベルと扱っている商品をまとめました。

「〇、△、×」は手数料の相対的な比較です。
「✓」は手数料評価をしていませんが、証券会社で取り扱っている商品です。


社名 株式投資 海外株式 FX 投資信託 債券 先物・オプション 金・プラチナ 確定拠出年金 NISA口座の優遇




楽天証券
SBI証券
カブドットコム証券
松井証券
マネックス証券
ライブスター証券 ×
GMOクリック証券
岡三オンライン証券 ×



野村證券 × ×
大和証券 × × ×
みずほ証券 × × ×
岩井コスモ証券 × × ×
フィデリティ証券 × ×



DMM.com証券
外為ジャパン
ヒロセ通商
JFX
SBI FXトレード
外為オンライン
OANDA Japan

社名 株式投資 海外株式 FX 投資信託 債券 先物・オプション 金・プラチナ 確定拠出年金 NISA口座の優遇

総合証券は手数料が高めなのでダメと言う訳では無く、アドバイスを受けながら投資をしたい方は逆にネット証券は不向きで、総合証券での運用が適しています。

この表から自分の運用したい商品を扱っているか、その商品の手数料レベルがどの程度かを把握してください。

気になる2、3社ピックアップして、次の記事で選択した会社の特徴を理解して、自身の運用する会社を決定してください。

⇒ 証券会社毎の特徴(執筆中です。)m(__)m

表の各投資商品名をクリックすると、比較条件や詳細まとめへ移動します。

【注意】

会社毎に手数料がどの程度の水準にあるかを比較する事を目的としている為、全情報を網羅している訳ではありません。

例えば、株式投資で100万円を超える約定額の手数料を省略したり、為替スプレッドも米ドルと豪ドルの通貨しか載せていません。

詳細な情報を知りたい方は、各社サイトのリンクから公式サイトを訪問し入手してください。

また、当記事でまとめた手数料などの情報は、各社サイトからの情報を基にまとめております。

変更の可能性もありますので、最終判断する前にご自身にて確認するようにしてください。

株式投資

株式投資は国内上場株式で現物取引の手数料(税込み)です。
(信用取引の手数料ではありません。)

約定金額100万円以下の取引に対する手数料をまとめました。

100万円を超える取引に対する手数料は、各社サイトにて確認してください。

区別 社名 手数料(1約定都度発生、税込み価格)
~10万円 ~20万円 ~30万円 ~40万円 ~50万円 ~70万円 ~100万円




楽天証券 150円 199円 293円 525円
SBI証券 150円 199円 293円 525円
カブドットコム証券 97円 94円 270円 (約定金額×0.09%+90円)×1.08
松井証券 0円 300円(※1) 500円 1,000円
マネックス証券 108円 194円 270円 378円 486円 成行1,000円、指値1,500円
ライブスター証券 86円 105円 194円 367円
GMOクリック証券 95円 105円 260円 470円
岡三オンライン証券 106円 216円 378円 648円



野村證券 150円 324円 515円 1,029円
大和証券 約定代金の0.37260% (最低手数料1,080円)
みずほ証券 約定代金の0.34020% (最低手数料1,026円)(※2)
岩井コスモ証券 1,080円
フィデリィ証券 1,389円
※1、口座開設後6ヶ月までは月30万円まで手数料無料。
※2、最低手数料以下の場合の手数料は「約定代金×97.2%」

全体の価格帯を見ると、「ライブスター証券」と「GMOクリック証券」、次いで「楽天証券」「SBI証券」「カブドットコム証券」が割安な手数料です。

ただ、「カブドットコム証券」は約定金額が高額につれ高くなってゆきます。
(約定金額100万円の場合、1,000円を超えます。)

総合証券は野村証券は健闘していますが、軒並み1,000円超える金額です。

コンサルタント的な価格も含まれているでしょうし、老舗証券会社のブランド力もあるかもしれません。

岩井コスモ証券は一律1,080円と高い設定ですが、一日定額コースであれば他社よりも有利に設定されています。

海外株式

海外市場での株式取引に関する手数料(税込み)です。
(海外委託取引)

代表的な米国株式と中国株式(香港市場)の取引で掛かる費用を比較します。

米国株式 手数料 現地諸費用 為替スプレッド(往復)
(※1) ~30万円 ~40万円 ~50万円 ~75万円 ~100万円




楽天証券 1000株まで1回につき27ドル、
1000株以降1株毎に2.16セント
SEC手数料0.00218% 50銭
SBI証券 0.486%(最低手数料5.4ドル、上限21.6ドル) なし 50銭
マネックス証券 0.486%(最低手数料5.4ドル、上限21.6ドル) SEC手数料0.00218% 50銭



野村證券 2,932円 3,857円 5,246円 6,634円 7,200円 7,560円 あり(金額不明) 1円
大和証券 0.972% あり(金額不明) 1円
みずほ証券 10.80% 5,940円 1.08%+2,700円 海外取次手数料0.20%、SEC手数料0.00218% 1円
岩井コスモ証券 10.8% 8,100円 (1%+2,500円)*1.08 現地手数料0.25%、SEC手数料0.00218% 1円
※1:野村証券は~20万円、みずほ証券は~5.5万円、岩井コスモ証券は~7.5万円
・約定金額100万円以下の手数料を比較していますので、100万円を超える金額の手数料は省略しています。
・%表示は、約定代金に対してのパーセントです。
・SEC手数料とは、米国現地証券取引所手数料で売却時に掛かる手数料です。
中国株式 手数料 現地諸費用 為替スプレッド(往復)
(※1) ~30万円 ~40万円 ~50万円 ~75万円 ~100万円




楽天証券 540円 0.54%(※99万円まで) 0円 40銭
SBI証券 0.2808%(最低手数料50.76HKドル、上限507.6HKドル) 0円 40銭
マネックス証券 0.2808%(最低手数料75.6HKドル) 0円 30銭



野村證券 2,932円 3,857円 5,246円 6,634円 7,200円 7,560円 あり(金額不明) 未公開
大和証券 0.2916% 現地委託手数料0.15%(最低手数料50HKドル)
印紙税約定代金の0.1%、取引所税0.0027%、取引所手数料0.005%
12銭
みずほ証券 10.8% 5,940円 1.08%+2,700円 海外取次手数料0.25%、取引所手数料0.005%、取引所税0.0027%、印紙税等0.1%(最低1HKドル) 20銭
岩井コスモ証券 10.8% 8,100円 (1%+2500円)*1.08 あり(窓口へ相談) 40銭
※1:楽天証券は~10万円、野村証券は~20万円、みずほ証券は~5.5万円、岩井コスモ証券は~7.5万円
・約定金額100万円以下の手数料を比較していますので、100万円を超える金額の手数料は省略しています。
・%表示は、約定代金に対してのパーセントです。

外国株式では「SBI証券」と「マネックス証券」がほぼ同程度で割安な手数料となっています。

次いで「楽天証券」、そして総合証券各社の順になっています。

FX

FXで掛かる手数料は、為替手数料(税込み)です。

証券会社とFX専門業者が参入していますが、FX専門業者の方が手数料は安めです。


社名 為替手数料
(スプレッド)
取引手数料 スワップ(買) 最低取引通貨単位
米ドル 豪ドル 米ドル 豪ドル




楽天証券 0.3銭 1.2銭 0円 0 0 1,000
SBI証券 0.5銭 1.6銭 0円 0 45 1,000
カブドットコム証券 0.5銭 1.2銭 0円 非公表? 1,000
松井証券 1銭 4銭 0円 会員のみ公開 10,000
マネックス証券 2銭 4銭 1,000通貨当り30円
(1万通貨以上は無料)
会員のみ公開 1,000
ライブスター証券 0.9銭 3.2銭 0円 30 35 10,000
GMOクリック証券 0.3銭 0.7銭 0円 0 47 10,000
岡三オンライン証券 0.4銭 0.9銭 0円 3 150 1,000



野村證券 1.8銭 3.9銭 0円 非公表? 10,000
大和証券 固定されていない 0円 非公表? 1,000
みずほ証券 非公表? 0円 非公表? 10,000



DMM.com証券 0.3銭 0.7銭 0円 0 120 10,000
外為ジャパン 0.3銭 0.7銭 0円 0 0 1,000
ヒロセ通商 0.3銭 0.8銭 0円 0.1 5 1,000
JFX 0.3銭 0.8銭 0円 0.3 15 1,000
SBI FXトレード 0.27銭 0.77銭 0円 0 47 1
外為オンライン 1銭 3銭 0円 25 35 1,000
OANDA Japan 0.4銭 0円 0 1.74 1,000
・スワップポイントは10,000通貨当り1日の金額(円)。
・ここにまとめたのは12月22日のスワップポイントで、毎日変動します。
・大和証券のスプレッドは「固定されていない」とありますが、他社でも変動の可能性有りです。

売買を繰り返しながら為替差益を得る運用ではなく、為替変動を気にしながらある程度の期間保有を続け、スワップポイントを得る運用をする様にしましょう。

その為には、多少スプレッドが広くても、スワップポイントの高い通貨と証券会社で運用する事が重要です。

個人的には豪ドルは注目しても良いと感じます。

注目すべき会社は「SBI FXトレード」「外為オンライン」辺りでしょうか。

最低取引通貨単位は、その会社でFXを行う時に最低いくら運用しなければならないかを示すものです。

米ドルを運用する時、1,000通貨であれば114,000円(1ドル114円と仮定)が最小運用単位です。

他の条件の良い会社も10,000通貨が最小単位であり100万円近くが必要となりますので、敷居が高いのが難点です。

投資信託

投資信託の手数料は「販売手数料」「信託報酬」「信託財産保留額」があります。

投資信託は、運用会社(野村アセットマネジメントや三井住友アセットマネジメント、楽天信託投資顧問など)が設立したファンドを販売会社(証券会社や金融機関)が販売します。

「信託報酬」や「信託財産保留額」はこの運用会社により設定されている為、販売会社による違いはありません

違いが出る所は販売手数料となりますが、販売手数料も各社横並びです。

ただ、調べてみるとフィデリティ証券に限っては、グループの運用会社(フィデリティ投信)のファンドを販売する場合、販売手数料が0.4%程安く設定されている場合があります。

フィデリティ投信のファンドを購入しようと考えている場合には、フィデリティ証券で購入すると良いでしょう。

 
販売価格に大きな差がありませんので、選択するなら扱いファンド数の多い証券会社か、販売手数料無料キャンペーンやキャッシュバックキャンペーンを行う会社が良いでしょう。

「楽天証券」や「SBI証券」は扱いファンド数も多いので、自分の運用したいファンドが必ず見つかると思います。

また、ネット証券はキャンペーンを良く行う印象がありますので、キャンペーン狙いの方はネット証券を選択しましょう。

NISA口座で運用した時の優遇

NISAは制度上非課税と言う優遇処置がありますが、証券会社でもNISA口座で運用する場合には、手数料無料などの優遇策を打ち出している会社もあります。


社名 国内株式手数料 投資信託手数料 海外ETF手数料




楽天証券 無料 通常通り 買付手数料無料
(売却手数料は通常通り)
SBI証券 無料 通常通り 買付手数料無料
(売却手数料は通常通り)
カブドットコム証券 買付手数料無料
(売却手数料は通常通り)
通常通り 通常通り
松井証券 無料 通常通り 通常通り
マネックス証券 無料 通常通り 買付手数料無料
(売却手数料は通常通り)
ライブスター証券 通常通り 通常通り 通常通り
GMOクリック証券 無料 通常通り 通常通り
岡三オンライン証券 通常通り 通常通り 通常通り



野村證券 通常通り 通常通り 通常通り
大和証券 通常通り 通常通り 通常通り
みずほ証券 通常通り 通常通り 通常通り
フィデリティ証券 通常通り 購入手数料無料
(売却手数料は通常通り)

「通常通り」は、通常通りの手数料(課税口座と同じ手数料)が発生すると言う意味です。

-初めての資産運用講座