資産運用講座19)証券会社の選び方で気にする事

資産運用を行うにあたっての第一歩は、証券会社に口座を開く事です。

銀行などの金融機関でも投資信託などを扱っている場合がありますので、金融機関でも可。

融資型クラウドファンディングの場合は、証券会社や銀行ではなく運営会社で口座開設必要です。

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証券会社は何社もありますので、特に初めての方は、どこの会社で口座を開くか悩むところだと思います。

取引を行い証券会社(及び金融機関)の選び方を説明します。

会社別の傾向

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大きな選択肢として、ネット証券、店舗型証券会社、金融機関の3つに分けられます。

それぞれ以下のような特徴があります。

1、ネット証券

店舗を持たずにネット上で取引をする証券会社です。

店舗を持たず固定費を抑える事ができている為、手数料を安く抑える事が出来るようになっている事が一番の特徴です。

営業担当とやり取りをする必要が無いのも、良し悪しありますが無理な勧誘やお勧め商品(証券会社にとってお勧め)の売り込みが無いので、私は好きです。

ネット証券でも電話などで売買注文もできますが、手数料が高くなるのでメリットは薄くなります。

ネット証券には、楽天証券やSBI証券、マネックス証券などがあります。

2、店舗型証券会社

店舗型証券会社は店舗を構えており、大きな会社は各地に支店もあります。

担当者が付き、投資や資産運用の相談に乗ってもらう事ができますので、極端な話で言えば知識無しでも運用できますし、勉強する気が余り無い人でも運用する事が可能です。

但し、ネット証券と比較すると手数料が高いのがネックです。

最近では店舗型証券会社もネット上で取引できるようになっておりますので、ネット上での取引であれば手数料も抑える事が出来ております。

しかし、ネット証券には敵いません。

店舗型の証券会社には、大和証券、みずほ証券、野村證券などがあります。

3、金融機関

銀行、信用金庫などでも投資の商品を扱っております。

ただ本業が金融業なので、投資関連では投資信託、外貨預金、金・プラチナなどしか扱っておりません。

しかも、投資信託では証券会社と比較すると扱っているファンド数が少ないので、自分の投資したいファンドを見つける事が出来ないかもしれません。

一部の銀行は証券会社と提携(又はグループ企業)し、証券会社の扱っている株を仲介取引する事もあります。

証券会社選びの5つのポイント

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証券会社を選ぶ前に、次の5点を理解しておきましょう。

1、証券会社が破綻しても資産は保全される。
2、1社に絞る必要はないが、多数持ち過ぎも管理し切れない。
3、証券会社担当者の話は聞かない方がいい!?。
4、手数料に注意する。
5、取引ツールの良し悪し。

1、証券会社が破綻しても資産は保全される

証券会社では投資家保護の為、有価証券や金銭は証券会社自身の資産とは別で管理されております。

なので、万一証券会社の経営が破たんしても、投資家の資産が債権者に回収される事はありません。

また、何らかの原因により破綻した証券会社より有価証券や金銭が戻らない場合にも、日本投資者保護基金により一人1,000万円までは補填されるようになっております。
(信用取引などを除く。)

なので、証券会社の破たんを恐れる余り、有名な会社や規模の大きな会社を第一条件として選ぶ必要はありません。

自分の運用したい投資商品を扱っているか、手数料は高過ぎないか、取引ツールは自分に合っているか、等を考慮して決定しましょう。

ちなみに、投資の結果発生した損失は補填されませんので、勘違いなさらない様に・・・。

2、1社に絞る必要は無いが・・・

運用する証券会社を絞り込みたいと考えているかもしれませんが、別に1社に絞る必要はありません。

複数の投資商品に分散したい時、手数料最安値の証券会社では自分が投資したい商品を扱っていない場合もあります。

とは言っても、何社も口座開設すると今度は管理が大変になります。

可能であれば1社にまとめる。

1社で対応できなければ2社、最大でも3社程度に抑えるようにしましょう。

 
例えば、楽天証券やSBI証券は殆どの投資商品を取り扱っております。

このどちらかで口座を開設すれば、何の投資をするにしても不自由はありません。

しかしFXもやりたい場合には、楽天証券やSBI証券よりもFX専門業者(外為ジャパンやヒロセ通商など)の方が手数料が安いので、証券会社とFX専門業者の両方で口座開設する事で、無駄なロスを抑える事が可能となります。

この様に、自分の希望と状況に応じた選択をする様にしましょう。

3、証券会社担当者の話は聞かない方がいい!?

手数料だけを考えると、ネット証券で運用したいと考えるでしょう。

しかし、初心者なので誰かと相談しながら運用したいと思う気持ちもわかります。

そんな時は、手数料は高いですが店舗型の証券会社で口座を開設すると良いでしょう。

 
初心者にはアドバイスを得る事が出来るのが店舗型のメリットですが、証券会社や金融機関の担当者はサラリーマンです。

彼らにも営業成績があり、ノルマがある事は忘れてはいけません。

社内会議で「この商品は手数料が高いから、積極的に投資家に販売する事!」と言われて、その目標達成に一生懸命です。

プロのアドバイスを聞きたいと思うかもしれませんが、証券会社の営業担当は投資のプロでは無くただの営業マンです。

しかも、アドバイスによってあなたが損失を出したとしても、彼らは何も責任を負う事はありません

その様な裏側も考えて、それでも営業マンからアドバイスを得た方が良いかを判断しましょう。

4、手数料に注意する

手数料には様々な種類の手数料が存在します。

公式サイトには「***手数料ゼロ円!」と大きく書いてあるかもしれませんが、その他の名目で手数料が掛かる事があります。

手数料も想像以上に大きな金額になる事もありますので、手数料優先で考えている方は、全ての手数料を比較して判断するようにしましょう。

別記事で全ての手数料について比較しましたので、参考にしてください。

5、取引ツールの良し悪し

取引はツールを利用して行います。

ツールは各社で異なりますので、扱いやすいツールを提供している会社を選ぶと良いでしょう。

とは言っても、実際に使ってみなければ良し悪しはわかりません。

ツールを試す為だけに口座を開設する事も宜しくありません。

それに、良い取引ツールを提供している証券会社が絶対条件になってしまい、手数料や扱い商品が劣ってしまっては本末転倒です。

取引ツールについては悪い評判が無ければ良しとしましょう。

利用を続け、どうしても我慢できない点が出てきた場合に、証券会社を変える判断をしても遅くはないでしょう。

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