資産運用講座8)金融商品の種類

2016/12/14

金融商品とは、投資対象となるものの事です。

実は価値が変動する物は何でも投資対象となり得ます。

元東京都知事の舛添氏が公費使用で問題となった絵画も、将来の値上がりを見越した投資です。

ここでは、一般的な投資商品について説明します。

投資商品の種類

様々な投資向けの商品がある中で、一般的に行われている投資を紹介します。

商品 リスク リターン 手間 知識 手数料 資産運用適正
株式投資 中~高 低~高 必要
債券投資 低~中 不要
投資信託 低~高 低~高 不要 ×
金(ゴールド)投資 低~高 不要 ×
融資型クラウドファンディング
(ソーシャルレンディング)
低~中 中~高 不要
外貨預金 中~高 低~中 不要 × ×
外国株 中~高 中~高 必要 × ×
外国債券 中~高 低~中 必要 ×
FX(外国為替証拠金取引) 中~高 中~高 多少必要

外国関係の投資のリスク判断は、商品に対するリスクと言うよりも為替差損のリスクを心配しています。

経済が国際化する中で、為替変動が大きくなり、且つ読み辛くなっています。

投資運用による利益を為替相場の変動により打ち消すどころかマイナスになりかねませんので、長期的視野に立つ資産運用では。慎重にならざるを得ません。

金融商品の分類

これらの投資は2つの種類に分類できます。

1つは購入し自分の所有物にして、値上がりした時に売却する事で収入を得る「購入する投資」。

もう1つは、貸し付けて一定期間後利息と共に返済してもらう「貸す投資」です。

「購入する投資」は値上がり幅によっては大きな利益を得る事が可能ですが、値下がりして損失を出す可能性もあります。

株式投資や金投資などが代表的な例です。

「貸す投資」の利益は金利の為大きな利益を望む事が出来ませんが、貸付先が信用問題を起こさない限り返済される為安全性が高いのが特徴です。

債券投資や融資型クラウドファンディングが該当します。

特徴、メリット、デメリットなど

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それぞれの投資の特徴、メリット、デメリット、どの様な人に向いているかを紹介いたします。

■ 株式投資

株式とは企業が投資家から資金を集めた際に発行するもので、株式を保有している事で株主となります。

株主は配当株主優待で利益を得る事ができます。

株式の価格(株価)は企業の業績や将来性により変動しますので、より高い価格で売って欲しいと言う人が現れた場合には、売却する事で利益を得る事も可能です。

これを売却益(キャピタルゲイン)と言います。

この様な株式の売買は個人に代わり証券会社が行いますので、売買の度に手数料の支払いが必要となります。

 
株式投資では企業の財務状況や業績、株価の推移や指数の読み方など、理解していなければ運用できない内容もあります。

この様な知識を習得し、且つ分析や管理などを駆使する事が出来る人に向いた投資です。

株式投資のメリットは売却益により高い利益を望む事ができる事ですが、デメリットとしては株価の下落により損失の危険もある事です。

・株式投資の詳細記事はこちら
 ⇒ 株式投資について

■ 債券投資

債券とは、お金を貸した時に貸付先から発行される借用書の様なものです。

貸付先は、国や地方自治体、企業があります。

貸付け先が債務不履行に陥らない限り返済されるので、安全性の高い投資です。

但し利息は事前に決まっている為、それ以上の利益を望む事はできません。

またその利息は昨今のマイナス金利政策により、非常に低い値となっています。

 
例えば現在の国債の利息は0.05%で、銀行に毛の生えた程度です。
(銀行は定期預金で0.01%程。)

ただし、日本の国が破綻する事は今の所考えられませんので、非常に安全性の高い投資となっています。

残念なのは、利息が低過ぎるので数百万円レベルの運用では利益が全く得られない事です。

何千万円のレベルで投資できる人でなければ意味が無いでしょう。
(2千万円運用し、1年で1万円の税引き前利益です。)

・債券投資の詳細記事はこちら
⇒ 債券投資について

■ 投資信託

投資信託は、プロに全てを任せる投資です。

株式投資と同じように、売却益と分配金(株式で言う所の配当)がリターンとなります。

安全性を求めるかリターンを求めるかなどの条件により、様々なタイプのファンドがあります。

自分の投資したいファンドを選択するだけで、後はリスク管理も投資のバランス調整も、全てプロが運用してくれる楽な投資です。

注意点は、プロが運用する為手数料が高い事と、プロでも損失を出す事もあるという事です。

ただ自分でリスク管理をしながら運用するよりも初心者向きな投資なので、最初の投資は投資信託と言う方が多いようです。

・投資信託の詳細記事はこちら
⇒ 投資信託について

■ 金(ゴールド)投資

金も需要が増えれば価格は上がり、需要が下がれば価格も下がる投資の商品です。

金の価値は安定しているという人も多いと思いますが、装飾用の用途と工業用の用途がありますので、景気の影響を受け易い側面もあると思います。

株式などは長期間保有していれば配当金や株主優待を受け取る事は可能ですが、金にはこのような定期的に入る利益はありません。

購入と売却の差額のみが利益となります。

それ故小さな利益を長期間積み重ねて築き上げる様な資産運用には不向きな商品と考えています。

・金投資の詳細記事はこちら
 ⇒ 金(ゴールド)投資について

■ 融資型クラウドファンディング

ソーシャルレンディングとも言い、ネット上で投資家より資金を調達し、運営会社が資金を必要としている会社へ貸付けをする投資です。

こちらも貸付け利息が投資家の利益となります。

運営会社は事務所のみで店舗や支店などを持たない為、固定費を最大限圧縮する事が可能であり、その分を投資家へのリターンに充てています。

比較的新しい投資である為認知度は低いですが、メディアに取り上げられる頻度も高いので今注目されている投資です。

 
貸付先はほぼ企業であり破綻などでの債務不履行がリスクですが、担保を取っている為元本保全性は高いと判断できます。

リターンに関しては債券投資と同じく、運用開始時に設定された利息以上の利益を得る事はできません。

特別な知識は必要無く、手間を掛けたくない方で、且つ5%~10%の利回りを求める人に適しています。

私個人は投資としての融資型クラウドファンディングの将来性に大きな可能性を感じており、当ブログでも集中的に紹介をしております。

関連記事:
融資型クラウドファンディングとは
融資型クラウドファンディング記事一覧

■ 外貨預金

日本では銀行の利息が0.01%など異常な低さですが、海外ではもう少し高い利息が設定されています。

現時点ではオーストラリアドルに定期預金すると、1.5%程度の利息が付きます。

 
ただ昨今の円相場は変動幅が大きいので、外貨預金の金利よりも円相場が悪い方へ変動した場合には、損失を被る事もあります。
(逆に、為替差益となる場合もあります。)

特に日本円は(他国よりは)安全資産と認識されており、経済や国際情勢に変化があった場合にはいつも買われて円高に推移してしまいます。

この傾向が続く限り、為替変動リスクの不安はぬぐい切れず、運用も躊躇してしまいます。

・外貨預金の詳細記事はこちら
⇒ 外貨預金について

■ 外国株、外国債券

これは、日本の株式や債券でなく、外国の株式や債券を購入する事です。

外国の株式は配当が高めであったり、債券も日本とは比較にならない程利息が高いメリットはありますが、どうしても気になるのが為替変動です。

折角の利益が為替変動により吹き飛んでしまい、元本すら割れてしまっては意味がありません。

カントリーリスクもありますので、運用したいのであれば投資信託で外国株式や外国債券の含まれるファンドを選択し、プロに運用を任せるようにした方が無難でしょう。

リターンの大きさの他に運用するメリットとしては、リスク回避の為の分散があります。

日本の景気が悪くなって株価が下がっても、外国の景気が良くなれば外国の株価が上昇すると言うリスク回避策も存在します。
(その逆も然り。)

・外国株、外国債券の詳細記事はこちら
 ⇒ 外国株、外国債券について

■ FX(外国為替証拠金取引)

FXは為替変動を利用して、円高で外国通貨を購入し、円安で円を買い戻す事による差額を利益とするものです。

FXは短期のトレードでパソコンやスマホにしがみつき、超短期的な売買を繰り返すイメージがありますが、それはお小遣い稼ぎです。

その様な運用をし始めると、為替が気になって勉強も仕事も身に付かず、睡眠不足に陥る可能性があります。

 
長期的な視野で考えるFXは、通貨の売買による差益を得る方法ではなく、スワップポイントと言う利息の様なリターンを得る事になります。

当ブログではこのスワップポイントを主な運用益と考える事を推奨しております。

但し、外国通貨を扱う以上は為替リスクは無視できません。

スワップポイントを得ながら、為替差損が発生しそうな状況になる前に円に戻す柔軟な対応が必要です。

・FXの詳細記事はこちら
 ⇒ FXについて

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