資産運用講座4)ライフプランを書き出そう!

2016/11/22

前回までの記事で、資産運用の最も基本となる「将来のお金を準備するにはどのような方法が有るか」と「将来どの様な出費を考えておかなければならないか」の把握はできたと思います。

この2点が把握出来たら、次は「その出費がいつ発生するか」のプラン作成です。

当然思い通りの人生を送れる事は無いと思いますが、全く計画が無ければお金に対する不安だけが残ってしまいます。

そして、将来の出費から目を反らして生きていく事になり、いざと言う時にお金が無い状態で、過去の自分を恨んだりしても後の祭りです。

ざっくりでも構いませんので、ライフプランを作成する所から始めましょう。

ライフプランの作成方法

table
ライフプランと肩肘張らなくても、夢を描けばいいんです。

「20代で結婚したい。」とか、「子供は2人30歳前後で欲しい。」とか、「35歳までにはマイホームを持ちたい。」で構いません。

この様な将来の事を考えた事が無い人もいるでしょう。

それは、思い通りに行く事は無いと知っており、流れに任せる様にしているからでしょう。

構わないのですが、資産運用の観点からは「いつまでにいくらの金額を溜めるか」は最低限必要な情報です。

ざっくりとでもいいので、決めてみましょう。

ライフプラン表

ライフプラン表はこの表の様に作成します。

25歳の人がライフプラン表を作った例です。

家族の年齢 行事 掛かる費用
2016 25
2017 26
2018 27
2019 28
2020 29
2021 30 30 結婚 500万円
2022 31 31
2023 32 32 0 第一子出産 20万円
2024 33 33 1 自動車買い替え 200万円
2025 34 34 2 0 第二子出産 20万円
2026 35 35 3 1 住宅購入(頭金) 600万円
2027 36 36 4 2
2028 37 37 5 3
2029 38 38 6 4 第一子小学校入学 20万円
2030 39 39 7 5
2031 40 40 8 6 第二子小学校入学 20万円
2032 41 41 9 7
2033 42 42 10 8
2034 43 43 11 9
2035 44 44 12 10 第一子中学校入学 20万円
2036 45 45 13 11
2037 46 46 14 12 第二子中学校入学 20万円
2038 47 47 15 13 第一子高校入学 30万円
2039 48 48 16 14 自動車買い替え 200万円
2040 49 49 17 15 第二子高校入学 30万円
2041 50 50 18 16 第一子大学入学 600万円
2042 51 51 19 17 葬儀費用(予備) 200万円
2043 52 52 20 18 第二子大学入学 600万円
2044 53 53 21 19
2045 54 54 22 20
2046 55 55 23 21
2047 56 56 24 22
2048 57 57 25 23 第一子結婚祝い 50万円
2049 58 58 26 24
2050 59 59 27 25 第二子結婚祝い 50万円
2051 60 60 28 26

ライフプラン表を作る事で、具体的にいつまでにいくら貯蓄をするかの目標ができる様になります。

状況の変化に応じて、その都度修正をかければよいと思います。

どの様に拠出するかを考える

thinking-couple
どの費用を貯蓄で賄い、どの費用を投資で賄うかを決めます。

「結婚するまでは、毎月8万円貯蓄しよう。」

「結婚したら、子供出来るまでは夫婦で毎月10万円貯蓄して、子供が出来てからも夫婦で5万円は貯蓄しよう。」

この様に貯蓄で幾ら貯まるかを計算します。

そして貯蓄でどこまでカバーできるかを考えます。

 
例えば結婚式は貯蓄でカバーできそうだけど、家購入の頭金のうち400万円は貯蓄で賄い、残りは投資に頼る事になりそうだ。

とか、子供の大学の授業料は学資保険で積み立てよう。

結婚祝い金は、毎月2千円を積み立てておこう。

車の買い替え費も投資でカバーしたい。

老後の資金もある程度は投資でサポートしたい。

この様に、それぞれの費用をどの様に準備するかの方針が決まります。

必要な利回りの計算方法

dentaku
投資に頼る支出が明確になったら、必要な利回りを計算します。

例えば、10年後に家購入の頭金200万円を投資運用益で準備しなければならない。

投資の元本として100万円を準備できるとしたら、10年で200万円の利益を得るには15%利回りで運用する必要があります。

標準的に期待できる利回りは3~5%であり、これを超えるとリスクが高くなってくる為、15%利回りは現実的ではありません。

 
どうしても家購入の頭金200万円分を投資でカバーしたい場合には、投資の元本を増やすか、家購入の延期を判断しなければなりません。

例えば、元本400万円とすれば5%利回りの運用で10年後に200万円の利益を得る事が可能です。

元本100万円のまま5%利回りで運用すると、約30年の運用期間が必要になります。

 
この様に、目標の時期までに目標額を得る為には、利回り何パーセントで運用する必要があるのかを計算し、現実的でない利回りが必要な場合には再度プランを立て直すようにします。

 
利回りは自動で計算できるようにしましたので、活用してください。

元本   
運用期間 
利益   

 必要利回り ???? %

※複利運用で税引き後の利益での計算です。

収入の分配方法と投資資金の拠出方法

pointedlady
毎月の収入は、貯蓄生活費の2つに分けます。

貯蓄は給料が入ったら、決めた金額を先ず取り分けましょう。

余ったお金を貯蓄にしていては、いつまで経っても貯まりません。

生活費はその月(または定期的)に消費されるもので、光熱費、通信費、食費、交際費、交通費、ローン、保険、税金などです。

 
貯蓄の内容は更に2つに分けられます。

将来使い道が決まっているお金と、増やす為のお金です。

将来使い道が決まっているお金は、上のライフプラン表で「貯蓄で対応する。」と決めた用途です。

増やす為のお金は、投資の原資となるお金です。

基本的には安全を考えながら運用しますが、最悪の場合は元本を割ってしまう事もあり得ますので、余剰資金で運用します。

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