運営会社が危なくなってきたら見抜く方法

融資型クラウドファンディングでは、融資先の会社名を開示する事は禁止されています。

なので、融資先の信用に関しては運営会社の審査や担保を信用するしかありませんが、運営会社自体が信用問題を起こす可能性もあります。

運営会社に預けている投資家の資金は、運転資金とは別の銀行口座で管理されている為、預け金に影響が及ぶ事は無いと言われています。

でも、本当にヤバいのであれば、直ぐにでも資金を引き揚げたいですよね。

運営会社が危なくなる原因

darktown
証券会社と同じで、基本的に運営会社が損をする事はありません。

融資先で貸し倒れが発生しても、それを補填する責任はありませんし、全てのリスクは投資家が負う為です。

では、運営会社が危なくなるのはどの様なケースがあるでしょうか?

1、横領

出資すべき金額を、従業員が横領するケースです。

運営会社の銀行口座とは別の口座ですが、投資家からの預かり金が存在します。

一部の社員がその資金を横領してしまう可能性は無きにしも非ずです。
(たま~にニュースで、会社員が横領罪で逮捕されていますよね。)

投資家が確認できるシステム上では、預けてある金額の数字しか出てきませんので、実際に預け金額が存在するかは運営会社しかわかりません。

ただ、財務局などの検査が定期的に行われますし、運営会社でも年一回は会計監査を行うはずなので、その時には発覚すると思います。

2、詐欺行為

何らかの目的で、融資するアテも無いのに偽ファンドを立ち上げ、資金を調達する事です。

組織的な横領で私腹を肥やす事が目的か、運転資金に苦しみ資金調達の為に行うかでしょう。

投資家へはバレない様に、実際に運営されるファンドの利回りを低めに設定し、差額を偽ファンドの分配金として捻出するかもしれません。

もしくは、自転車操業の様に次のファンドの出資金を、偽ファンドの分配に充てるか・・・。

当然ですが、いずれ発覚し信用を落として立ち行かなくなるでしょう。

3、隠れて補填

運営会社は万一貸し倒れが発生した場合でも、損失を補填する事は禁止されています。

しかし、評判や噂が全ての世界です。

審査能力に劣る」と判断され、投資家が離れてゆく事を必要以上に心配するかもしれません。

そこで、損失を黙って補填してしまう可能性もあるのです。

補填できる分の蓄えがあれば、とりあえずはバレないかもしれませんが、禁断の投資家の預け資金に手を出してしまった場合にはオシマイです。

4、融資額が集まらず手数料収入減

現実的なのは、この「融資額が集まらず手数料収入減」と言う状態です。

運営会社は融資先より受け取る利息から、手数料を差し引き投資家へ分配します。

その手数料収入が運転資金となるのですが、融資額が集まらない時には手数料収入が減るという事態に陥ります。

手数料収入が減れば、運転資金が不足して会社が傾く事もあり得る話です。

なので、より沢山の人に口座を開いてもらい、投資をしてもらい、極力すべてのファンドで満額運用する事が理想です。

運営会社と投資家の取る行動

step-gray
社内にて横領が発覚した時には、当然補填する責任が生じます。

しかし、いくら補填したところで完全に信用を失う事になるでしょう。

横領だけでなく、上記に説明した内容の問題が発生した場合には、確実にネット上で悪い噂が広まります。

融資型クラウドファンディングはネットを介して営業活動を行う為、ネット上の噂が投資家の行動を左右する事もあり得る話です。

あそこには、大切なお金を預けておく事はできない。

と判断され、投資家が一気に資金を引き上げに掛かる事も考えられます。

運営会社の危険を見極めるには?

eye
まあ、これは私自身が考えた方法なので絶対ではないと思いますが、参考にしてください。

1、ファンドが満額(付近)で運用されているか?

先ずは募集するファンドが満額もしくは満額付近で運用されているかを気にしましょう。

損益分岐の出資額が何パーセントかわかりませんが、どのファンドも50%しか埋まっていない状態であれば、「大丈夫かな?」と思って当然と思います。

もしくは、50%程しか埋まっていないけど、募集期間終了間際に募集金額が突然満額になったりする場合も、怪しさを感じます。

2、募集ファンドが急に増えてないか?

何の戦略も無く、不自然に募集ファンドの数が増えるのも怪しいかもしれません。

これまではひと月5~10ファンドしか立ち上げていなかったのが、急に20ファンドや30ファンド立ち上がったり。

戦略的に口座開設数を増やし、従業員を増やして融資先を増やし、成長戦略を描くのであれば問題ありません。

しかし、何の前触れも無く急に募集ファンドが増え始めたら、「なんでかな?」と考えてみる必要があるかもしれません。

上でも書きましたが、運営会社は融資先の利息に対して数パーセントが手数料収入となります。

たくさん融資をすれば利息額は多くなり、それに対する手数料収入も増える事になります。

融資先を増やして資金(手数料収入)を集める為に、審査を緩くしている事も考えられるでしょう。

この様な会社の戦略や方向性に関しての情報は、社長ブログツイッターなどで情報が流れてくる事がありますので、必ずチェックするようにしておきましょう。

3、同時多発的に遅延が発生する

融資型クラウドファンディングで資産運用している人は沢山います。

その中でも、運用状況をブログで公開している人もいます。

2チャンネルでも、融資型クラウドファンディングのスレが立っています。

それらの情報を月一回程度はチェックするようにしましょう。

特定の運営会社にて、いくつものファンドが同時多発的に遅延を起こした場合、融資先の貸し倒れ以外の要因を考えても良いかもしれません。

但し、一つの融資案件を複数のファンドに分散して募集している事もあります。

特定案件の遅延が複数ファンドに影響しているのか、案件に寄らず複数ファンドで遅延しているのかは、確認するようにしましょう。

出資中の資金は何もできない

oteage
危険を感じたら、先ずは出資金を引き揚げたくなりますが、融資型クラウドファンディングはできません。

運用中の資金は引き出す事ができないのです。

しかし、焦ってはいけません。

融資中の会社に問題なければ、融資している資金は返済されます。

また、預け資金も運営会社の運転資金を管理する銀行口座とは、別口座で管理されているはずです。

理屈的には投資家の出資金は守られるはずです。

もし運営会社の信用問題の様な事態が発生した場合には、問い合わせなどで情報収集を行い、弁護士を通すなり、被害者の会を設立するなりして、出資金の回収を行いましょう。

-融資型クラウドファンディング, リスク・安全性の記事